拓郎は大学受験真っ只中の一八歳。
普段の成績は良いのに、いざ受験となると父親からのプレッシャーに負け、惨敗続き。
そんな息子を父親の周一はひどく嫌っていた。
唯一の理解者は母親のみゆきであった。
いつも拓郎を優しく勇気付け、支えててくれる。
拓郎にとって、みゆきの笑顔と愛情だけが唯一の救いだった。
童顔に豊満な体つきのみゆき。
胸と尻が特に大きく拓郎の興味をそそる。
『お母さん…。』
母であるみゆきへの歪んだ想いは、次第に愛へと変化して行く……。
ある時…拓郎は小さな企てを実行する。
母へのプレゼントを装い、こっそりとカメラ機能付きのクマのぬいぐるみを両親の寝室に仕込んだのだ。
みゆきの着替えを…と意気込んだものの、そこに映し出されたものは、愛する母親の無様な姿だった。
『お母さん……お父さんにあんな酷いことを…』
拓郎は怒りと強い屈辱を感じるが、父親の周一は拓郎にとって大きすぎる存在。
拓郎に為す術など無かった。
そんな鬱屈とした思いの中、悶々とする日々。
不甲斐ない自分に嫌気が差していた頃……。
拓郎は、我慢を超える凄まじい光景を目にしてしまう。
愛する母への度重なる侮蔑的行為。
次第に拓郎の我慢は、限界を超えつつあった。
拓郎が愛する母を救う為にしたこととは……。
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